本予告
特報
"最強のオヤジ"として今なお世界中を熱狂させるリーアム・ニーソン。『ハードボイルド』では無敵のアクションスターのイメージを脱ぎ捨て、若き日に培ったボクサーとしての経験を生かし、俳優人生の集大成ともいえる熱演を見せる。本作を最後にアクション映画からの引退を示唆するニーソン。その勇姿をスクリーンで目に焼き付けるのは最後になるかもしれない。
裏切り、贖罪、そして人生の"落とし前"。
裏社会に生きてきた一匹狼が、自らの信念を貫くため組織へ牙を剥く――。
運命に抗いながらも、残された命を懸けて闘いに挑む主人公に、ニーソン自身を重ねずにはいられない。骨太な人間ドラマと重厚なクライム・アクションが融合した、リーアム・ニーソンのキャリア集大成となる一本が誕生した。
監督は『スノー・ロワイヤル』以来、ニーソンと再びタッグを組むハンス・ペテル・モランド。共演に『ドライヴ』『ヘルボーイ』シリーズのロン・パールマンを迎え、裏社会に生きる男たちの滅びの美学を、圧倒的な緊張感とエモーションで描き出す。
ボストンの裏社会。かつて拳ひとつで這い上がった元ボクサーの運び屋。人生の終盤、彼に突きつけられたのは、記憶が徐々に失われていく残酷な病だった。それでも胸の奥で消えずに残るのは、かつて捨てた家族への深い悔恨。
すべてを忘れてしまう前に、せめて人として正しい生き様を遺したい――。
そんな矢先、長年の友が人身売買に手を染めていることを知る。旧友を止め、未来を奪われる少女たちを救うこと。それこそが、彼が人生の最後に家族へ捧げる、命がけの贖罪だった。記憶が蝕まれていく恐怖に苛まれながらも、男は残された命のすべてを懸け、再び立ち上がる。

CAST

リーアム・ニーソン
1952年6月7日、北アイルランド出身。舞台俳優としてキャリアを築いた後、映画界へ進出。『エクスカリバー』(81)、『ミッション』(86)などへの出演を経て、1993年、スティーヴン・スピルバーグ監督『シンドラーのリスト』の主演に抜擢される。同作でアカデミー賞およびゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされ、国際的な評価を確立。以降、『ネル』(94)、『マイケル・コリンズ』(96)、『レ・ミゼラブル』(98)、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)、『ラブ・アクチュアリー』(03)、『バットマン ビギンズ』(05)、『沈黙-サイレンス-』(16)など、数多くの話題作に出演。2008年の大ヒット作『96時間』以降はアクション映画でも存在感を発揮し、新たな代表作を次々と生み出した。近年の出演作に『アイス・ロード』(21)、『ブラックライト』(22)、『探偵マーロウ』(22)、『バッド・デイ・ドライブ』(23)などがある。

STAFF

ハンス・ペテル・モランド
監督
1955年10月17日、ノルウェー・オスロ生まれ。アメリカのエマーソン大学で映画を学び、CMディレクターとして活躍した後、1993年の『Secondløitnanten』で長編監督デビュー。続く『Kjærlighetens kjøtere』(95)、『Aberdeen』(00)などで高い評価を獲得する。『The Beautiful Country』(04)がベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出されたほか、同映画祭では『En ganske snill mann』(10)、『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(14)もコンペティション部門に選出され、国際的な評価を確立。主な監督作に『特捜部Q Pからのメッセージ』(16)、自身の『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』をリーアム・ニーソン主演でハリウッドリメイクした『スノー・ロワイヤル』(19)を手がけた。同年にはペール・ペッテルソンの小説を映画化した『Ut og stjæle hester』で監督・脚本を務め、同作もベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出。撮影を担当したラスムス・ヴィデベックが銀熊賞 芸術貢献賞を受賞した。